船田哲特任助教、吉岡貴史特任講師の研究結果が2023年12月28日付の日経新聞取り上げられました。
新たな感染症パンデミックに備え、日本における政府・大学・企業における連携体制についての記事が掲載されております。記事の中で、日本はCOVID-19の研究分野で遅れをとっているとして、9月に投稿された論文結果が引用されました。
本研究は、COVID-19についての高被引用数論文(直近2カ月の引用回数が分野別の上位0.1%)の書誌情報を2020年1月から2022年12月までの3年間を分析したものです。国別の推移をみると流行初期は中国が最多となるもその後失速し、米国・英国の論文数が増えていることが示されました。2022年に入ってからは、COVID-19関連の高被引用数論文は、全体として低下していることも示されました。論文内には記載ありませんが、日本は2020年3〜4月の9位が最高で、以降は14〜23位に低迷しておりました。
【元論文リンク】https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2809120
【日経電子版リンク】https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC186NF0Y3A211C2000000/